2017年4月に製作した、フレームアームズ・フレンズ フェネックです。
製作期間は約10日です。
こちらは2017年春アニメで一世を風靡した「けものフレンズ」の登場キャラクターで、主人公を追いかけ回すアライグマのフレンズ、アライさんと共にアニメの一番最後に数分だけ登場するという不思議な立ち位置のフレンズでしたが、ゆる〜い感じのしゃべり方と、そもそもリアルのフェネックがとても好きな自分としては自然と一番の推しフレンズになりました。
好評のうちに最終回を迎えた翌週、監督の「趣味」で公開された驚愕の12.1話がアライさん&フェネック回だった事に甚く感動した事と、さらにこのアニメの主題歌を歌う、アニメ登場声優で結成されたユニット「どうぶつビスケッツ×PPP」が、なんとミュージックステーションに出演が決まったとの事で、よし!この勢いでフレームアームズ・ガールでフェネックを再現してみようじゃないか!と製作を決意してから、製作期間わずか10日というスピードで完成にこぎつけました。
ちょうどこちらも何かと話題になったフレームアームズ・ガール イノセンティアの発売直後で、キットに入っている数々のヘッドパーツの中にフェネックにピッタリのキツネ耳があった事と、フレームアームズ・ガールの髪型パーツそのままでは再現できないフェネックの髪型をどうするか考えた時に、フレームアームズ・ガール アーキテクトの後ろ髪2枚を重ねるようにしたらどうだろうと思いついて、それが上手い事形になり、パテなどでスクラッチせずに済んだというのも製作に踏み切った要因でした。
製作途中の画像も参考までにアップしておりますが、胴体はイノセンティア、下腹部からスカートはアーキテクトの組み合わせで、セーターのリブやエリはプラ板貼り付けからのスジボリ、首元のリボンは布を細く切ったもの、手足に巻きついている毛は100円ショップで見つけた髪留めを切って貼り付けています。
フェネックのディテールはほぼフラットですが、フレームアームズ・ガールにはメカ娘らしいディテールがたくさんありますので、まずそれらをパテで埋めていく作業からスタートとなりましたが、これがまた永遠に終わらないんじゃないかと思えるほどの気泡埋め、段差消し、合わせ目消し、表面処理に四苦八苦しました。
とりあえず何もかも完璧を求めては本当に永遠に完成しないので、最終的にある程度は妥協した部分も(写真では目立ちませんが)あります。
塗装はいたってシンプルだったので、一番目を引く髪型には5段階くらいの地味〜なグラデーションをかけています。
瞳はアイリペも一瞬考えたのですが、どうも上手く行かなくてハマったら嫌だなと日和り、ハイキューパーツの瞳デカールを使用しました。
ジト目の雰囲気は、貼り付けてみた段階ではまぁ…及第点かなぁ…と思って続行しましたが、アニメに登場するフェネックに似てるかと言われると…自分の中では既製品の限界を感じた部分ではあります。もっと似せたかった。
工作部分では、フレームアームズ・ガールには存在しない「耳」をどうするか迷いましたが、某B社のすーぱーなんちゃらから取る事にしました。
しかしこの耳は右耳しかありませんでしたので、左耳は適当なレジンを切り出し、削り出して製作しました。
あとは動物では特徴的な尻尾ですが、フェネックの尻尾はかなり大きく、これまたどうしようかと迷いました。
そこでかなーり昔に買ったガレージキットの存在を思い出し、そのガレージキットのすごーい大きなツインテールの先端を切り出し、パテ埋めして真鍮線接続で製作しました。(初音さんごめんなさい)
その尻尾を接続してしまったためにフレームアームズ・ガールに元々付いているハードポイントがなくなってしまいましたので、真鍮線を差し込む穴を開け、ベースに立てるようにしました。
以上、短い製作期間の中で色々と迷ったり、使えるパーツを100円ショップや布屋に入り浸って物色したりと、シンプルなアウトラインだから楽だろう!と思えた最初の構想はなんだったのかというくらいに苦労した作品です。
総じて見ると瞳デカールは眉毛を轟雷から、ハンドパーツはバーゼラルドから借りていて、イノセンティア・アーキテクト・バーゼラルド・轟雷の4つのキットを使用した地味〜なブルジョワ改造です。